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2008年10月

10月31日(金)バーキンと技術書と微妙な派閥争い

10月31日(金)


 朝食に目玉焼きとみそ汁・納豆をいただいたあと、サンマルクでコーヒー。
 
 会社へ行き、いくつか調整事。生産会社の選定で生産部とかけあい、そのまま候補先に断り&新商品企画のミーティング。
 I沢さんと蔵前へ行き、昼食に元楽ラーメンをいただき、マクドにてコーヒー。
 2時から別の企画会社にてミーティング。試作品のUP。

 そのまま秋葉原で、一階から順繰りに売り場巡り。
 6~7」万円で買えるネットPCって、東芝とかNECの国内メーカーも発売してるのね。
 
 5時にI沢さんと別れ、秋葉『バーガーキング』でワッパーを食べる。
 何年ぶりだ?
 しばし休んだあと、秋葉の書泉ブックマートへ行き武道関連コーナーを見る。

 合気道DVD付の技術書を購入。
 1800円。

 7時に『兎月』にて、前生産担当N島さんの送別会。
 回避5,000円。

30名近くの集まり。
できるヒトには、さすが人望ある。

 合併から2年の勤務先だが、こういう集まりでやっと、2社が混在した雰囲気になった。
 が、ぼくくらい年齢だと、微妙に派閥争いみたいのが出来ていて、そういうものが出てくるのはちょっと憂鬱。

 エラくなるより、このままがいいや!とか思ってしまった。

 飲み会自体はいろいろなヒトと話ができて面白かったけどね。

 N島さん、お疲れ様! 

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10月30日(木) テキパキキビキビとダイヤのA

10月30日(木)

 朝、シメジのまたー炒めを食べて、出社前にサンマルクで一服。

 I村さんがいた。

 ノートPCを広げて、9時半に出社。

 午前中、部署内ミーティング。

 ついで、来期新ラインのプロジェクトミーティング。

 午後イチに帳簿在庫の付け合せトラブルで、業者ミーティング、合間にメンバーとの個別打ち合わせ、商品見積もり仕様書を作成しメール発想、終わって文具メーカーとコスト・日程交渉で商談。

 何気に時間がいっぱいいっぱい。

 夜7時に、商談をメンバーに預け、そのまま奥戸のスポーツセンターへ。

 メールでやるとりしていた『葛飾合気会』への稽古へ体験入門。

 

 70才くらいの方に、正座・挨拶・受身・用語・・・とマンツーマンで。

 2分稽古して、30秒師範の乱取り(?)をみる。

 アクションの合間合間にずっと正座で礼を繰り返す。

テキパキテキパ・キビキビキビキビと、あっという間に一時間が経つ。

 年齢層幅広く、ダレたところのないのが、いい感じ。

 あと2~3回、体験で通わせてください、と話してあがり。

 ミツワで一杯。

 マガジン今週号の『花形』『ダイヤのA』を読む。

 どちらも面白い。

 『花形』は全巻最近読んだので、今度は『ダイヤのA』をまとめて読んでみたいな。

 

 

ミーティング三昧で一日が終わる。

 

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10月29日(水) 中国情勢とノーマン王子

10月29日(水)

 子供を幼稚園へ送った後、ローソンで『リアル』第8巻を購入、サンマルクにて読んでから出勤。
 
 ぼくの前任者が発注した、との製品在庫請求のメールが周囲を飛び交う。
 それをそのまま計上すれば700万、仕入額がUP。

 ちょっと待て。
 メールで記載されている『口頭発注』の日程は08.03.14となっているが、その時点でぼくの前任者は退職しているのだけれど・・・。

 オレが口頭発注して忘れているのか?
 ・・・めんどくさい事は片っ端から忘れてしまうオレは、真っ向否定もできず、まあ話聞こうよ、とオトナの対応を。

 夕方、生産関係会社と3時間のロングミーティング。
原油価格の下落、中国為替のここ数週間の安定、ドルの急落、で2~3ヶ月前の中国生産に対する悲観的な状況から変化が見られ、では該当商品群のコストは?・・・といった話。
いや、疲れた。

 夜7時に退社後、江戸っ子で一杯やってから、またサンマルクへ。
 
 帰宅し、先日堀切菖蒲園の古本屋で600円で買った『ノーマン』全3巻(手塚治虫・サンコミックス版・昭和49年の初版!)を読む。
 小学生の時、漫画家志望のトン子ちゃんに借りて読んで以来、30年ぶり。
 

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10月28日(火)

10月28日(火)

 サンマルクカフェで一休み後、出社。

午前中雑事と、予算管理帳の更新。

午後、ミーティング。

6時半に退社して、散髪・TSUTAYA(『燃えよ!ドラゴン』のサントラCDを借りる)、葛飾一帯を自転車で散策。

途中、本屋で内田樹『私の身体は頭がいい』を購入。

『健康な身体に狂気は宿る』読了。

これは良い内容だった。

『リアル』第八巻も探すが、見当たらず。明日へ持ち越し。

帰宅して、焼肉とキツネ納豆をいただく。

お酒は微量のみ。

 

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10月27日(月) 血圧と岩崎宏美と手塚治虫原画の秘密

10月27日(月) 


 朝、サンマルクカフェにてPCチェック。
 OS認証の期限が昨日までで、ノートPCのOSが開かなくなった(壁紙の表示のみ・・・)。
 ヤフオクで落とした、OSの認証キーがメールで来る。早速入力すると、無事起動。

 査定評価。一人残っていたOくんの面談をすませ、評価点・コメントを記入。
 午前中一杯かかってしまった。

 昼に先月の健康診断結果が、医師への紹介状とともに配られる。
 要観察の項目が増えた(心電図まではいっている)。

 要治療なのは、やはり血圧。160。
 う~ん、いよいよ。。。


 自分の分の評価シートも記載し、午後上司と面談。
 
 先週から続いている『おしゃべり』についてのトラブル懺悔分(事情説明書)の仕上げをし、神保町へ。

 4時から5時前まで商談。
 直帰。

 神保町の古本祭りの露天を覗く。
結局、新品の『手塚治虫原画の秘密』(新潮社)を購入。

 すぐに大雨。

 秋葉へ行こうと思いながら、電車内で『手塚治虫原画の秘密』にのめりこむ。
 
 雨宿りを兼ね、そのまま押上駅前のカフェで読了。

 本人の手で様々に修正・編集・改ざんされた原稿の軌跡に、手塚先生の偏執狂的性格がモロに出ていて面白い。

 そのまま押上を散策。

 有名下町飲み屋を回る。
『大黒屋』はしばらく休業中の張り紙、『まるい』は若者男女で一杯(といっても10人入らないけど)。
 仕方がないので、途中で見つけた『松竹』に立ち寄る。

 なかなか落ち着く店。

 おかあさんは80歳で炭火を焼き、ママはお客と話ながらもテキパキと心配りを。
 もつ焼きもなかなか。

 隣の一人客は、55歳で金沢から出張中で、いつも南千住の安宿にとまり、下町飲み屋めぐりをしている、このお店の常連。
 岩崎宏美の大ファンで、メチャメチャ濃い追っかけ話をしてくれて、笑えた。

 もう一組のオヤジは『血圧の薬飲んでから、全然性的にダメになったので、あんたも飲んだほうがいいよ!』と変な言いがかりをつけられる。
 
 
 9時過ぎに出て、帰路。
 一度家に帰った後、弥子と一緒に『簾』に出かけ、ホッピーをいただく。

 真剣に酒量を減らさねばなァ、と思いつつ、先延ばし。

 ああ、ダメダメだあ。

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10月26日(日) 文化村でウォーリー

10月26日(日)

 朝イチで近所を散歩。

 子供たちのお守りの後、イベント対応中の弥子に届け、外出。

 東京国際映画祭クロージングで上映される『ウオーリー』。

 チケットを金曜日に取引先経由でいただくが、上映前の『東京国際映画祭授賞式』も見てほしい、とのこと。

 『授賞式にふさわしい服装でおいでください』と書かれてあるが、どんなだ?とやや悩む。

 ダークスーツを着て、蝶タイをポッケにいれて渋谷Bunkamuraへ出かける。

 何人か名前の知っている俳優さんや監督が壇上にあがるのだが、なにしろアジア各国の名も知らぬ映画や監督が表彰されてゆくものだから、退屈この上ない。

 (何本か見てみたい映画もあったけど)

 授賞式は予定の4時を超え、『ウオーリー』の上映はほぼ5時にずれ込み。ブーブー。

 ディズニー&ピクサーの最新作で、話や絵コンテの混じるプロットフィルムは、仕事の関係で1年半くらいに見ていたが、
 完成品は当たり前だが、圧倒的にレベルが違う。

 ピクサー作品にハズレなし!の伝説はこの作品でも更新。
 CGのレベルも凄まじいことになっていて、実写との調和もスムーズで、ロボットのキャラクターたちにも感情移入できる。

 でも、というのもある。
 ジブリ作品が、いつからかハズレを量産しはじめたにも関わらず、ジブリ(宮崎)映像を見ることの快感体験は、いまだにどの映画にも追随を許さない。

 ピクサー作品のCGのテンポや演技ってのは、やはりディズニーから脈々と続くバタくさい(死語)もので、そこだけは、日本人としてジブリ作品に圧倒的な軍配が上がると思う。

 要は、映像体験としては、あんまり気持ちよくないです。
 素材・世界観・トレンドを考え合わせてみても、作品レベルとは別の次元で日本での大ヒットは難しいだろうなァ、とか思ってしまった。

 映画が終わり、帰路へ。   

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10月25日(土) アメフト郷愁。

10月25日(土)

 朝食にチャーハンをいただき、ホームセンターへ本棚の見繕い。

 午後、自転車にて荒川河川敷を走る。
 野球・サッカーに加え、フリスビー版バスケ(なんというのか分からん)なども見かける。

 アメフトの練習試合があるらしく、いくつかのチームが練習している。

 アメフト。

 ぼくも20年以上前の大学時代にやっていたので、懐かしくしばし見とれる。

 ヘルメット同士がぶつかる『カチ!カチ!カチ!カチ!』という音を聞くと、やっぱり心も身体もムズムズしてくる。

  堀切菖蒲園の『ラーメン大』にて昼食。

 『二郎』系列のラーメンだが、ほとんど行列がなく食べられ、ラーメン600円『野菜ダブル』を頼むと、スープの水面から約20センチの山盛りで出てくる。
 大盛を頼まなくても満腹。
 うまし。 、

 ゴールドジムにて筋トレ、

そのまま帰るが、血圧やや高し。170。  

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10月24日(金) ゾンビ!ゾンビ!ゾンビ!

10月24日(金)

 朝から、半期中間査定評価の個人面接。
 当然、女性メンバー優先で面談を行う。

 半年前の完璧ガード体制から比べると、片腕だらりのセミ・ガード状態で話ができる。
 
 エマージェンシー状態以外で、個人個人で(飲酒以外で)緊張感を持った話ができる機会というのはそんなにないので、結構優先的に時間を使って行う。

 午後一から生産進捗ミーティング、引き続き企画会議。

 企画会議というものは、頭がふにゃふにゃしてからが面白い。

 合間合間に面談と、トラブル経過処理・新たな地雷爆破対処。 

 夜8時に退社、ひとりで『江戸っ子』に。
 注文したハイボールが来たところで、同僚のIさんがきたので、一緒にグラスを傾ける。 
別の席に関連会社の人間が大騒ぎしていたので、声をかけると、
「自分、極真空手、茶帯です。押忍」と言ってきた人間がひとり。

 昨年来、同業者B社・格闘技部『どじょうの穴』へ月に一度、出稽古に行っているが、こちら側のメンバーが全然定まらない。
 
 (やや恐怖新聞化している)ぼくの出稽古勧誘メーリング・リストに(強制的に)追加を約束する。


 戦いたい者は、是非来てくださるのだ。
 そして一緒に戦うのだ。

 格闘談義がひと段落すると、同僚のIさん(会社の映画部所属)は、愚痴をつぶやく。

「オレのフェバリットは『ゾンビ』なんだよね~。誰も分かってくんね~けどさ」 

 おお、『ゾンビ』!

 映画見たなァ~って、言葉に言い表せない独特な満足感が10年持続する映画。
ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(特にダリオ・アルジェント版)は、ぼくにとって『七人の侍』『ゴッドファーザー』に匹敵するキング・オブ・ムービーだ。


 『格闘』談義・『ゾンビ』談義と酒まみれの時間は、立石独特の異常に巡りが早いアルコール濃度の前では、もの1時間にしか過ぎず、だらだらとしているように見えてキッパリと時間を区切って帰路に着きました。

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10月23日(木)パワハラとカツヲのタタキ

10月23日(木)

 朝9時半から、業務ミーティング。
 午前中一杯かかり、あとは機密保持契約や昨日の他社商標侵害へのお詫び状の社判捺印の申請、発売延期告知等わさわさと。

 午後は1時30分より、来期新シリーズのプロジェクトミーティング。
 フライング気味で実作業を進めてもらっているものの、コスト・スケジュール・仕様・版権許諾、すべて難航中。

 メイン担当のOくんは、かなりのプレッシャーだが、「2月の旧正月シーズンに10日間だけ倒れて入院の許可をするから」
 と彼に申し伝え、スケジューリング表の2月のところに『Oくん入院』と書いたポストイットを貼る。
 (冗談でも、これって彼になにか問題がおきたら、社内イジメとして刺されますな)

 4時から、またドタバタと社内調整作業をし、7時に退社。

 『江戸っ子』で20分ばかり一人飲み、7時半から『仲見世』のアーケード飲み屋にてアジポンと飲み。

 結婚して半年、子作りに意欲を燃やしているとのこと。
「子供を生むと、女性はステキになるからな」と、フェミニストが聞いたら烈火に憤りそうな内容を話す。

 9月に子供を生んだフジにお祝いをしようよ、何か探して名義並べて送って、よろしく、と5千円を渡しておく。

 フジは43歳で初産。ダンナのエビさんは56歳(!)。
 ふたりとも公私共にお世話になっていて、大好きな方々なので、心から祝福したい。

 10時に帰宅すると、弥子が、かつをのタタキと純米酒を用意してくれていた。
 う~ん、とても満足。

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10月22日(水)

10月22日(水)

 朝から、版権元へ発売済み商品のトラブル処置についての経過報告。

 神保町『いもや』にて昼食、帰社してすぐに『在庫品再検品』『在庫品廃棄』の経費試算をし、方向を打ち合わせ。
 結果、現在庫は出荷中止』とし、期末に『評価損処分』とする。


 顛末と原因・対策のレポート作成(鬱々)。


 その間にもトラブル頻出

 ぬいぐるみ2点、入荷検査でNG。
 神経質になっている時期のため、微妙なごまかしはせず、1点は特別決済で発売を、1点は生産工場へ差し戻し(発売延期・・・また書く方面へ謝罪だよ・・・)。

 11月発売の年末メイン商品のひとつ、『クレーンゲーム』が、モーター音ノイズのデシベル値不安定のため、品質管理部門と一緒にサンプルチェック。
 責任者預け。
 これがもしNGとなると、売り上げ大打撃。う~ん・・・。


 先週に行われた自社単独商談会のカタログに、商標侵害の記載が発覚。
 競合メーカーからの指摘。

 『○○○○○○(仮)』となっている『○○○○○○』が、問題の部分。
 分かっていたのだけれど、日常業務に埋没され、エアポケット的なチェック機構のみでズルズルと印刷製本となってしまった。

 
 指摘された会社の社長が猛烈に怒っている、とか。
 この人は、会社は違えど10年前のぼくのボスなのだよな。

 法務担当と相談の上、詫び状を書く。
 上長、事業本部責任者に確認し修正を。

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10月20日(月)


勤務中はトラブル業務相次ぎ、ここ一週間はほとんど苦情処理係状態に。

 間隙を縫って、上野「バンブー」で」飲み。
 メンツは、同じ勤務先のミヤポンと同業他社B社のキャラクター部門2人の合計4人。

 30代初頭女性2名の会話にひっぱられ、野郎2人はオヤジ風なアホ話題をひたすら配給。

『ポケモンLOVE談義』『平成ライダーグッズ談義』等、のレアな話題がガチンコで自然とできるってのも、同業者ならでは。

 ビール2杯のあと、4人で米焼酎『鳥飼』ボトルおあける。

 勘定は、2社にて双方割り勘。

 再度の酒宴を約束し、良い心持にて11時過ぎに解散。

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10月19日(日)

離れて住む、中三の息子に会う。
 8月28日以来だからほぼ2ヶ月ぶり。

前日までに、亀有駅改札で夕方6時に待ち合わせ、とのメールやりとりがあったが、当日の昼に『今日7時にして』と彼からメールあり。

 午後3時に部屋を出て、亀有駅前『リリオ』テナントの本屋にて、内田樹の著作『健全な身体に狂気は宿る』を購入。
 また、駅近くの古本屋で『1・2の三四郎2』(全六巻)を600円で買う。

 待ち合わせの時間まで、駅前カフェを2軒ハシゴで『1・2の三四郎2』を通読。

 何回目かの全巻購入で、何十回も読んだ、大好きなマンガ。


 第六巻(最終巻)の奥付を見ると、1998年。
 この作品の連載の期間、ぼくはIT系大手ベンチャー(変な言い回しだ)企業で勤務していた。
 不慣れな激務の中、『1・2の三四郎2』は、じっと単行本が発売されるのを楽しみにしていた作品だった。
 完結から数えてさえ、この作品はもう10年前になるんだなあ。
 早いなあ。


 6時57分に息子から携帯に電話がある。

 「いま、北千住にいるんだけど、チャリでどう行けばいいの?」

 国道4号線を草加方面に走り、千住新橋で荒川を越えたら、陸橋下の五叉路を、綾瀬方面に。
看板はないと思うので、分からなくなったらまた電話しろ・・・と答える。

 20分後、「空手道場の前にいるんだけど」と再度電話。
『空手道場』というのは、彼が7歳の頃から通っていた、亀有にある町道場だ。

 チャリ漕いで20分でそこまで来たんか。早いな。

 「ロイホを左に見て、そのまま用水路沿いを走ると常磐線の高架下に出る。そこらへんで待ってる」と話す。

 亀有駅ガード下のアーケードを歩いて、ぼくがその高架下まで移動するとすぐに、宵闇に自転車を飛ばすヤツの姿を見つける。

 そしてぼくを見ると、「あ、いた」とつぶやいた。

 そのまま歩いて、亀有駅前にある銭湯へ移動する。
 銭湯の中で、ぼくが近況を聞くと、積極的に話してくる。

 8時過ぎに銭湯を上がり、「Gパンとナイキの靴を探している」というので、リリオを探すが、見当たらず。

 アリオ亀有へ行き、ユニクロでジーンズを選んだところで、店内終了。
 すそ上げの受け取りは、明日以降とのこと。
 スニーカーを探す時間はなくなる。

 アリオ内の飲食店のとんかつ屋に入り、食事。
 
 なんだか彼は、しばらく見ない間にイキりたった目つきをするようになっており、なにかにつけ
「ボコボコにしてやるよ」とか小僧単語を連発する。

 う~ん、思春期だなア。


 アリオを出て環七の前で、「じゃあな」と別れようとすると、「駅までゆくよ」とチャリンコにのりながら、駅まで進む。
 亀有の駅構内(自転車も入ることのできるガード下)にて「またな」と手を上げると、「じゃあね」彼も手をあげる。
 自転車を走らせる息子は、一度こちらを振り向き、もう一度手を振ってくる。

 駅構内を出て、バスロータリーを超え、テレテレと自転車で遠ざかる彼の後姿を消えるまで待ち、ぼくはそのまま帰路に向かった。
 

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